Sex Change オキナワベニハゼの社会と性転換」 東京シネマ新社 2014年作品から

オキナワベニハゼ(Trimma okinawae)は、体長が2cmほど。一群れの中で、より大きな個体のみが
オスになり、残りはメスとなるのが、この魚の社会の定めである。社会的な地位の変化で、オスから
メスへ、またメスからオスにもなる魚類の「双方向性転換」の発見は、日本の研究者の手で、この魚
で初めて確認された。

その体色には微妙な個体差があり、体にマーキングするといった負担を強いることなく個体識別が可
能だ。この作品では、特に赤が強い個体と、黄が強い個体を選び、彼らに主役を演じてもらった。


1) 黄の強い個体


2) 赤の強い個体


出会った2尾のうち、より大きい方が、オスとなる。この魚は立派な眼をもち、視覚に頼った体長の
誇示を行い、相手に自分の優位を見せつけようとする。



3) 睨み合う両者


4) 腹鰭を巧みに立てて周囲を見回す


5) その目玉


6) 相手に直角の位置取りをし、自分の優位を印象付ける



オキナワベニハゼには、オス・メスの違いは、小さな生殖突起の形状の違いしかないが、オスとメスの
行動は、大きく異なる。行動の違いは、動く映像による記録の最も得意とするポイントの一つであり、
この作品は、そこに注目した。オスは巣を防衛し、メスを巣に招き、産卵させ、放精して、受精卵が孵
化するまで、かいがいしく世話をする。一方、メスには、こうした行動は見られない。



7) 自分の巣を守るオス



8) 稚魚への孵化直前の卵


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掲載開始:20150303