淡水海綿 多細胞動物の始まりを生きる

カットごとの記録

部分公開版

(工事中 暫定版)



東京シネマ新社では「淡水海綿 多細胞動物の始まりを生きる」などのビデオをご購入いただいた方々へのサービスとして、撮影データをインターネット上で公開することを考えています。ただ、HPのサーバーに余裕がなくなってきたので、ファイルを請求された方に、メールでお送りするという形に変更いたします。ご購入者は、これらのデータをご自由にお使いいただけますが、第3者にデータを提供されることは、ご遠慮下さい。これは、その一部内容見本版です。

更新: 1999.12.23.


はじめに:

カットごとの記録

この作品ではノーマルスピード(real time)で撮影したカットと、時間を短縮して撮影
(タイムラプス撮影)しているカットが混在しています。また現象によってフレームと
フレームの間隔(インターバル)を変化させています。さらに、1つのカットでも見易い
映像になるようにインターバルを次第に変えていっている場合もあります。

このデータ集では画像1フレームごとのインターバルを 1f/ x sec (or min ) と記し
ました。ビデオは30フレーム で1秒です。(NTSC方式走査線数525本)

タイムラプス撮影にはソニー製 CRVdisc追記型光デイスクレコーダーを拝借し使用さ
せていただきました。この機械では、それまで撮影した画像をタイムラプス撮影中に
再生する事ができます。カイメンが変化していく様子を 監修してくださっていた渡辺
洋子先生に撮影の現場で見ていただき、指示を仰ぐ事が出来ました。

顕微鏡撮影に際しては、しばしばビデオ(テレビ)カメラヘッドを顕微鏡にとりつける
専用のアダプターを使用しますが、今回の撮影では、このアダプターを使用していま
せん。接眼レンズとカメラヘッドは切り離されています。カメラ自体が顕微鏡からの
結像面に対してxyz軸の3方向に動く事が出来るようにしてあるのです。これは、被
写体の強調した部分をピックアップするためです。またこうすることにより、高拡大さ
れた画面に、撮影機材から発生する機械的な振動の影響を防ぐ効果もあります。

ビデオカメラヘッドの機械的振動はフィルムカメラより遙かに少ないのですがカムコー
ダータイプでは、どうしても振動は皆無となりません。

結像面からカメラまでの位置が変化しているため、画面の拡大率にも変化があります。
本来ならば、一カットごとにスケールを撮影するべきだったのですが、生きた試料を
できるだけ速やかに記録することを優先したため、すべてにおいてスケールを入れる
事は出来ませんでした。そのため、このデータ集には使用したレンズを示しておりま
す。スケールの記録があった場合には、具体的な画面横軸の幅(画面幅)をしめしま
した。

なお、文面中で画面幅という言葉は、画面横軸の端から端までの長さを意味してい
ます。この記録がある場合には、画面幅 x mm として示しています。

このビデオの中で観察に使われている海綿の種類は最後の実験を除いてカワカイメン
です。カワカイメンの芽球の大きさの平均は約 0.5mmです。スケールの参考にして
ください。

顕微鏡を使用した映像に関しましては、(対物レンズの種類・倍率) x (対眼レンズの
倍率)の順に書いてあります。

接写レンズ(下記に示してあります)を使用した映像に関しましては、接写レンズの
種類のみを書いてあります。

それぞれのおおよその画面幅は以下のとおりです。

・ ルミナール16mm  画面幅  0.7〜2mm
・ ルミナール25mm  画面幅  1mm前後
・ ルミナール40mm  画面幅  3〜4mm
・ ルミナール63mm  画面幅  〜3cm
・ ズマール80mm   画面幅  〜3cm
・ テッソバール     画面幅  0.7〜2mm

ルミナール、テッソバールは、カール・ツァイス社、ズマールは、エルンスト・ライツ社の
接写レンズです。主に使用した顕微鏡はインヴェルトスコープDという1970年代中期に
製作された、カール・ツァイス社の非常に単純な構造の倒立顕微鏡です。

もともと低倍率のプランクトンスコープというプランクトン観察用顕微鏡が進化したもので、
対物X60X100の微分干渉顕微鏡として使用可能ではありますが、カールツァイス社の
技術者からは、こんな高倍率の記録をあれでやってしまったのか?!と、あきれられたこと
があります。しかし、単純な構造のため、撮影と言う用途には実に使いやすく、最近では
生産が打ちきられて部品の入手が、ドイツ本国でもままならないのは、誠に遺憾です。

撮影に用いた海綿の殆どは「サンドイッチ培養法」で培養したものです。海綿の厚さを薄く
することで、断面的な発生を観察したり、中膠内の細胞の動きや襟細胞の鞭毛の動き
をはっきりと見ることが出来ました。

ご質問やご意見は、下記アドレスまでお願いいたします。皆様のご要望に応えて、データ
を充実させていきたいと思っております。


1:DIC6.3 X5 1f/24sec


2:ルミナール40M/M 画面幅 3mm 1f/3min


3:三重県北山川の風景


4:北山川に生息しているヌマカイメンの水中映像


5:茨城県 霞が浦への新利根川の流入口


6:霞が浦に生息しているカワカイメン。一本の杭に2つのカワカイメンがついている。2つともカワカイメンだが中央部分に線が見える。


掲載開始 1999.01.30. 最終更新 1999.02.18.


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